出る「家」があった。という事
昨夜、絵描きの先輩が「家」に帰りたくないという。ー90才近い母親が
一人暮らしな上、長年住まった「一軒家」(昭和初期の建物で、昔おめかけさん
が住んでいたという立派なお住まい。ー結構ボロボロrですが。)
その「家」がとうとう壊されるらしく・・・。実家に戻らなければならなくなった事情。
「あーーー!!帰りたくない、帰りたくない!家に帰りたくない!」と電話口で
叫んでいる。ームヌヌ・・・?!懐かしい台詞である。ー私も数年前「ここ」に
帰るまえ、かなりあがいていたのを思い出す!!
しかも先輩のお母様(二人で「おばば」という愛称で呼んでいる)そのオババ曰く。
「あんたがここに(家)に戻ってくるのは、良い修行!」修行だという!
この「言葉」にノケゾリ、具合が悪くなり、引っ越しを中止したい。という事情!!
他人事とはいえ、よく解るので「オババは奥が深いからマトモに付き合っちゃあ
いかんですよ・・・」と慰めた。
「私はひとりがいいのよ。この今の家からはなれたくない!」と叫んでいた。ーでも
その「家」は、もう壊されてなくなるのだから・・・。かえらなきゃあ・・・。