ご自分の故郷・ボストンよりジャパン思考
りチャードさんの「手漉き和紙」の展覧会を開催中!日本に見えてから
長い間、お寺を管理されながら農業も営み、そして和紙の原料「楮」
等も栽培から生産し。材料を作って、それから「制作」にはいる。
考えただけで気の遠くなるような「作業」の合間、色んなお勉強もなさ
っている!-日本語もお上手だけれど日本語は読めない。-なのに
日本語の「本」を購入された。
今回は「ベンガラの色味」が「テーマ」だったわけですが・・・。皆、
それぞれに「ベンガラ」に対する想いがあり・・・。なかなか喋れない。
ベンガラが「鉄の錆」と関係が深く・・・。自ずと「侘び・寂び」の話で
盛り上がる!ー本当におそらく一番興味のあるところでしょう!!
絵描きのニダイ君が絶妙というか、ミョウチクリンな合いの手を入れ
話がわかりやすく、かつ深みに入る。ー?????
このような難解な日本語の話は多分、リチャードさんになかなか伝わら
ない。私は日本語はおろか英語全然ダメ人間ーーーにも拘わらず、
今回、「触媒」という単語が皆わからず、わたしが通訳した!
「カタリスト」ー科学変化の事で、ある方が「人間の心にも火がつけば
触媒という作用で変化する事も起こりうる」等という、ちょっとした
エピソード付きの英単語「カタリスト」ー「オオー!カッタリスト!!」
リチャードさんはとても喜こんでくれました!
この床の間の和紙の作品はとてもフレッシュな今回、一番お気に入りの作品。
墨1色ですが、とても新鮮で秀作。新しい作品なのに何故か昔の「もの派」を
思わせる魅力はどうしたことか!?!と思うのです。私の推測ですが彼は現代の今
いる「普通の日本人」よりも普通に日本人っぽい外国人。なのだから。かもしれませ
ん。ー折角色っぽい座敷ができたのに「忘年会」の予約状況がかんばしくない!